


日本最大級の家族経営の茶園の一つである堀口家は、1948年から茶園を経営しており、現在は120ヘクタールを直接管理し、さらに100ヘクタールを契約農家が耕作しています。
堀口大輔社長(左)と堀口泰久会長(右)。

約20年前、堀口泰久氏は、農薬の使用は害虫だけでなく、自然の要素も殺してしまうことに気づきました。彼は、毎日農薬を使わずに茶を栽培する方法を模索していました。ある日、大きな台風が過ぎ去った後、害虫がすべて風に吹き飛ばされ、姿を消していることに気づきました。このことをヒントに、彼は風圧と水圧に着目した機械の開発を始めました。
約10年後、失敗に次ぐ失敗を経て、ついにハリケーンキングの開発に成功しました。この機械は風圧と水圧を利用して害虫を吹き飛ばし、農薬の使用を回避します。今もなお、私たちの茶園を守ってくれています。
今では、水だけで高温の蒸気を発生させ、雑草の繁殖を防ぐ「スチームバスターSL」という新しい機械も登場しています。こうした努力の甲斐あって、2016年にはFSSC22000認証を取得しました。荒茶、精製茶、そして包装に至るまで、この世界的な食品安全基準の認証を自社工場で取得しているのは、日本で数少ない企業です。
会社情報
ハリケーンキング
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