
気仙沼桑茶の誕生秘話:未来への新たな道を切り拓く
気仙沼くわちゃ社長 佐藤則文氏(編:抹茶ラテメディア)
2011年3月11日午後2時46分、私の人生は永遠に変わりました。
その日まで、私は地震と津波で壊滅的な被害を受けた気仙沼市でコロッケ店を営んでいました。最初のショックから立ち直り、妻と母の様子を見に駆けつけ、避難所へ案内しました。
それから私は町中を駆け回り、誰にでも避難を指示しました。津波が襲来したとき、私はかろうじて近くのオフィスビルに避難することができました。
東日本大震災
マグニチュード:9.0、震度:6弱
私の家に到達した時の津波の高さは7メートル(23フィート)でした。
私がいたオフィスビルの小さな窓から外を覗きながら、家が流されるのをただ見ていることしかできなかった。
長い二日間を経て、ようやく家族と再会することができました。家が破壊されたため、2ヶ月間避難所で暮らすしかありませんでした。本当につらい経験でした!幸いにも今は仮設住宅に移ることができ、生活は大きく改善しました。私はこの新しいコミュニティのリーダーに選ばれ、住民の間にコミュニティ意識を育むことが私の責務だと考えています。
くわちゃで復興!
家も生活の糧も失い、途方に暮れていた私は、知り合いの農家から「桑茶で生計を立てられないか」と相談を受けました。
家と小さな店は失いましたが、家族は失いませんでした。家族のため、そして私自身のためにも、年齢を考えると、これが前進できる最後のチャンスだと思いました。そこで、桑茶の事業を通して、気仙沼の復興と再生に貢献しようと決意しました。
気仙沼桑茶に使われる桑の葉は、気仙沼市鹿折地区と南三陸町の契約農家で無農薬で栽培されています。
茶葉は朝摘みされ、栄養素の損失を防ぐために精製されます。最終的な製品は繊細な甘さと深い緑色が特徴です。