2016年日本茶生産統計
農林水産省は、2016年の日本の茶の生産量に関するデータを発表した。 PDFレポートはこちらからダウンロードできます(日本語のみ) http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sakumotu/sakkyou_kome/attach/pdf/index-11.pdf Excelデータ(日本語のみ)はこちらからダウンロードできます。 http://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/Xlsdl.do?sinfid=000031534571 重要なポイント 茶葉の総生産量は、加工前の茶葉を含めて80,200トンとなり、2015年の79,500トン(生産量が80,000トンを下回ったのは数十年ぶり)から減少しました。増加したのは番茶であり、抹茶の需要増加にもかかわらず、遮光茶の生産量は減少しました。その他の品種は微減となりました。 荒茶の平均価格に関する最新のデータは2015年のものです。通常の煎茶は1kgあたり1302円(2011年の1590円から下落)、一番茶は1kgあたり1994円(2011年の2438円から下落)でした。これは明らかに、私たちが卸売りで販売する価格よりもはるかに低い価格です。なぜなら、私たちは主に、大手量産業者ではなく、さらに精製された小規模生産者のお茶を販売しているからです。それでもなお、価格が下落し続けていることは、業界、特に農家にとって非常に厳しい兆候です。 この価格下落は、中国からの緑茶輸入価格の上昇とは対照的である。農林水産省の2016年5月の報告書によれば、中国からの緑茶輸入価格は2011年の1kg当たり261円から2015年には1kg当たり582円に上昇した。(出典:http: //www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/cha/pdf/cha_meguji_h2805.pdf ) 茶畑の耕作面積も2015年の44,000ヘクタールから2016年には43,100ヘクタールに減少した。農務省は2009年には47,300ヘクタール、2011年には46,200ヘクタールと報告した。 静岡県は30,700トン(全体の37.4%)で日本最大の生産地域であり、次いで24,600トン(30%)の鹿児島県が続く。 抹茶の生産量は、抹茶自体が農作物である碾茶葉から加工されるため、碾茶葉の生産量で概算されます。しかし、農林水産省は数年前から、かぶせ茶や玉露を含む遮光茶を全て同じカテゴリーに分類しています。遮光茶については、2015年の7,000トンから2016年には6,980トンへと若干減少しました。今後、全国データではなく都道府県別の碾茶生産量が判明次第、このページを更新いたします。 さらに具体的な情報にご興味がございましたら、以下のコメント欄に質問を残してください。