#0638.K6 松玉園 碾茶茶葉 やぶきた単一品種

碾茶とは、抹茶を作る際に使われる茶葉の名称です。一般的には、苦味を抑えるために遮光（日光を遮ることで、茶葉の成長に伴うカテキンの蓄積を防ぐ）し、蒸した後、揉まずに乾燥させ、最後に薄片状に精製して作られます。

やぶきた品種は、栽培の容易さと風味（煎茶用）のバランスが絶妙なため、日本で最も多く栽培されている品種です。その結果、日本の標準品種となっています。しかし、この品種は碾茶や抹茶ほど緑色が濃くなく、甘みも強くないため、料理用や下級の儀式用など、よりグレードの低い抹茶に用いられることが多いです。

グレード: この特定の抹茶は、商業的に製造される場合、標準的な儀式用グレードの抹茶に挽かれることになります。

この碾茶はお茶として楽しむことも、自分で挽いて楽しむこともできます。業務用の石臼や粉砕機を使えば、非常に細かい粒度の抹茶パウダーを作ることができます（最高級品で5ミクロン、低品質品でも15～25ミクロン）。手持ちのグラインダーやコーヒーグラインダーを使って自分で挽くと、おそらく最高品質のレベルには達しませんが、グラインダーによっては20～30ミクロンまで挽ける可能性があります。